趣味編－映画

昨日（3月４日）本当に久しぶりに映画館で映画を見ました。

私が映画上映を見に行くのは決まって高津から２駅の二子玉川

にある東急シネマです。今そこで上映している「花束みたいな

恋をした」を観てきました。私はシニアなので、イグゼクテイブ

シートが1200円で見られるのです。とても快適です。いいでしょう？

朝の9時10分の上映だったのと、おそらく緊急事態宣言中のコロナ

の影響で映画館の中には、全体で私を含めて8名くらいしかいません

でした。（ほとんどが女性、しかもかなり熟女系）

なぜこんなコロナの時期に行ったのかというと、天塾の中３の

男子生徒に「先生、かなり面白いみたいよ」と、授業中に薦められた

からです。たまたまこの日は午前中暇だったので、床屋に行くついで

に観に行って来たというわけです。

結論から言うと「かなり面白かった」です。主演が菅田将暉君と

有村架純ちゃんという点で、「きっと若者や子供向けの甘ったるい

恋愛映画だろうなあ」と、思って観に行きましたが全然違いました。

大学生の時、偶然だが必然的な二人の出会い、そしてお互いの感性の

純粋さとその共鳴感から自然に恋人になって行きます。そして当然の

成り行きで同棲。結局、二人だけで食べていかなければいけないので、

 

若者の時に持っていた感性を犠牲にして忙しい営業マンの仕事にのめり

こんでいかざるを得ない菅田将暉君。一方、仕事はしているがいまだに

若い時の感性を持ち続け、それにこだわり続ける有村架純ちゃん。付き

合ってから５年の月日が過ぎる間にお互いに価値観が微妙にずれていき、

最終的に大きな精神的なずれが生じて、「お互いいまだに好きなんだけど」

結局、別れざるを得ないという展開。まあ若い時にありがちな出来事を

細かな精神描写を駆使して丁寧に描いていました。

まあ映画なので、現実的にこれはないだろうというシーンがたまには

ありましたが、全体的によくまとまっていましたね。主演の二人は若いが、

おそらく脚本家が「結構いい歳のおじさんで、かなり人生経験豊富な人

なんだろうなあ」と思いました。

あまり詳しく述べると、これからみる人が面白くなくなるのでここまで

としましょう。

でも中学生がこれ見て「こんな大人の心の機微がわかるのかなあ」

とも思いますが、最近の子はおませなのできっとわかるのでしょうね。

若い時にこのような恋愛を何回か経験したことのある人生経験豊富な

４０代、５０代の熟年層の人が見ると「すごく共鳴するかも！」と

思いました。

以上