定期テストの成績を上げる方法

今日は定期テストを上げるベストの方法について述べたいと

思います。

一番重要なポイントは

予習・授業・復習を丁寧に行うことです。

成績を上げる一番良い方法は実は授業をいかに有効活用するか

なのです。これがほとんどの人が出来ていないのです。

以前に述べたように記憶は回数に応じて定着していきます。

つまりこのメカニズムを上手に利用していきます。

 

1)まず予習で次に授業でやる内容を大まかでいいので脳の中に

インプットする作業が必要です。分からないところはそのままで

構いません。それは授業で解決されます。予習はざっと読むだけ

でも構いません。予習の一番の目的は授業で理解しやすくする

ための予備知識を脳に入れておくことだけです。

 

2)ほとんどの人が予習をしないで授業をうけるから、つまり

その授業内容に関して予備知識がまったくないから授業内容が

理解しずらく、それ故に授業に興味が湧かず面白くないのです。

つまり学校の授業では「授業内容の理解」を目的に集中して

受けることです。

「天塾の授業では英語の読解以外予習しなくてよいと塾長は

よく言います。矛盾してませんか?」という声が聞こえて

きそうですが、天塾では読解のように考える授業以外は授業

で分かるまで解説するので、予習はいらないということです。

家でやる予習の時間をその分復習に少しでもまわして欲しい

という事です。

しかし学校の授業ではそうはいきません。大人数相手の

グループ授業ではクラス全員がわかるまでかみ砕いた細かな

説明はできません。クラスの中にわからない人がいても授業

はドンドン進んでいきます。

つまりそういうグループ授業のスピードに対応するため

には前もって予備知識を入れておく必要が不可欠なので

す。

授業中の目的はあくまでも「授業内容の理解」です。ノート

取りばっかりに気を取られて理解をおろそかにしてはいけ

ません。まず授業を受ける一番の目的は「その内容の理解」

ということを絶対に忘れないことです。

だから黒板の板書は全部書き取る必要はありません。ノート

には重要ポイントだけ書いてあくまでも「授業内容の理解」

に重点を置いてください。また理解のために必要なら全部

板書を写している友達にあとでコピーさせてもらったり

借りて写させてもらってください。

 

3)そして最後の仕上げに重要なのは復習です。これは

記憶の定着の為にも絶対必要です。

 

つまりこうやることによってあなたはすでに同じ内容を3回

繰り返すことになります。ここまでの段階ですでに3回同じ

内容を頭に入れている訳ですから、あとは試験前の2~3

週間前から数回繰り返せば記憶はかなり定着していく筈です。

 

また予習もすべての教科均等にやる必要はありません。

教科によってメリハリをつけて行きましょう。

まず主要5教科。

数学や英語の読解は内容が難しいので、かなり予習にも

時間はかかります。この2教科は授業で理解できること

が最優先です。塾の授業を予習として活用しておくと

かなり授業が分かりやすくなるでしょう。

理科・社会・国語

これらはざっと教科書を読む程度で十分です。この3教科

は授業内容で理解するというより寧(むし)ろどこを後で

覚えなければいけないかを探し出す作業が最優先です。

特に国語は授業でやった所しか定期テストに出ないから

授業内容でどこがテストに出そうかチェックする作業、

つまり「ここが出そうという予想」が最重要になります。

 

次に副教科4教科(音楽・美術・技術家庭・保健体育)

殆どの人が全く予習をしない教科ですが、次にやるところ

を教科書なりプリントなりでざっと目を通すだけで充分

です。次にどこをやるのかということとその中身の予備

知識をいれるだけでかなり違ってきます。

副教科は各教科おそらく数分程度で終わるはずです。

しかしこれをやるかやらないかで貴方の副教科の授業中

の理解度が一変する筈です。

このように

予習で一回、授業で一回(これがポイント)、復習で

一回、さらに定期テスト前に数回やることによって

あなたの記憶は以前より格段に増すはずです。

重要ポイントをもう一度繰り返します。

 

1)まず予習で授業の内容を前もってインプットする。

2)授業で学習内容の理解及び重要ポイントのあぶり出し。

特に授業では重要ポイントを見逃さないように集中

すること!

3)最後に復習で理解を強め、重要ポイントの暗記の

定着を図る。

これだけです。

 

特に来年高校受験で志望校に現在内申点が足りない中3生の

人は今からでも決して遅くないのでぜひ実践してみて下さい。

 

以 上