神奈川県川崎市の公立高校の内申点に関して その1

今日は神奈川県川崎市の公立高校入試の内申点に関して述べ

たいと思います。

内申点とはズバリ各教科5点評価の中学校の成績のことです。

通常神奈川県の場合、次の基準で計算されます。

但し、各中学校によって審査基準が多少変わる場合があるので、

正確な所は直接担任の教師に確認した方が良いです。

内申点は合計135点です。

この内訳は

中2の学期末時点の成績が9教科、つまり国語・社会・数学・

理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・英語が各々5点評価で

45点満点。(つまりオール5です。)

同様に中3の1学期の45点と2学期の45点の合計135点

満点で評価されます。(または学校によっては前期と後期)

それでは分かりやすく学校別に分析していきます。

川崎市の代表公立高校の偏差値と内申点(基準目安)

多摩高 偏差値68 内申点123点/135点満点

(1学期当りの必要得点41点)

平均4.6点、つまり1学期あたり9教科のうち5が5個で

4が4個の割合。

新城高校・橘高校 偏差値58-59 内申点110点

(1学期当りの必要得点 37点)

平均4.1点、つまり1学期あたり9教科がほぼオール4の

割合。

住吉高校 偏差値54 内申点98点

(1学期当りの必要得点 33点)

平均3.6点、つまり1学期あたり4が5~6個、残りが3

の割合。

高津高校・麻生高校・百合丘高校 偏差値50 内申点88点(平均)

(1学期当りの必要得点 29点)*注)学校によってバラつき有り

平均3.2点、つまり1学期あたり4が2~3個、残りが3

の割合

川崎北高校 偏差値47 内申点81点

(1学期当りの必要得点 27点)

平均3.0点、つまり1学期あたりほぼオール3の割合

生田東高校 偏差値45 内申点75点

(1学期当りの必要得点25点)

平均2.8点、つまり1学期当り3が7個で2が2個の割合。

 

つまりこの位の内申点を取っていないと当該公立高校

受験はよほど本番の試験でリカバーできる実力がない

と極(きわ)めて厳しいということです。

 

例えば中2までかなりサボりまくって学期末点が45点

のうち21点しか取れなかったとしましょう。

このままの成績を維持すると21点掛ける3で63点です。

つまり入れる公立高校は上記の基準レベルの高校では

無いという事になります。

しかし後の残りの2(ふた)学期で仮に平均オール4

レベルを取れば36点プラス36点で合計93点になります。

こうなると高津高レベルから住吉高校までの合格

レンジが自然に見えてくるということになります。

つまり2年までサボりまくって成績が悪くても、中3

の残り2(ふた)学期の成績で必死に頑張ればまだ

リカバーできるチャンスは十二分にあるということ

なのです。

まず今から夏までは学校の成績をできるだけ上げる事に

専念し、並行して夏から必死に過去問演習などで受験勉強

に励めば公立高校入試突破の可能性はまだ十分にあります。

但し、中3になって内申が今まで通りの悪いままだと

残された道は実力勝負の私立高校の一発入試突破

(しかも低いレベル)しかないということになります。

以 上