塾長の独り言 勉強スケジュールの作り方

今日はほとんどの人が守れていない勉強の管理スケジュール

について述べたいと思います。

 

まず上手にやると最大これだけ勉強できるという例を上げて

みましょう。

 

例えば夕方5時に学校から帰宅して夜12時に寝ると仮定

します。空いている時間は7時間とすぐ計算できます。

そこから食事の時間とお風呂の時間を合計1時間半として

差し引きます。この時間は息抜きだから勉強の事は忘れます。

食事しながら録画したテレビを見るとか、空いた時間に

好きな音楽を聴いたりしてリラックスします。

12時に寝るには11時半には勉強を終了していないと、

頭が冴えてすぐには寝つけないからその予備の休憩30分

を差し引きます。そうすると5時間残ります。

 

つまり50分一コマとして間10分休みで決めると5コマ勉強

できます。つまりお家で50分5コマ勉強時間が確保できます。

あとは電車の待ち時間、電車に乗る時間、学校での休み時間

授業の合間の休憩時間などの、今までぼ~っと無駄に過ごして

いた時間から5分、10分とこまめにに拾って家にいない外出

時間内で何とか最低でも合計50分くらい(一コマ相当)守り

の勉強(暗記の復習)時間を確保します。(うまくやるともっと

稼げます)

そうすると平日学校がある時間でもなんと50分6コマ分

学習できる計算になります。

 

当然部活のある日や、5時に帰れない日や、塾のある日は

このコマ数をやるのは不可能です。

就寝時間と食事や風呂の時間は基本変えないので、その分

確保できるコマ数が減るだけです。

但し、外出時間が増える程、外での守りの勉強時間はより

稼げるはずです。

 

休日も同じ計算が成り立ちます。

朝7時に起床

9時まで朝ごはんと休憩で2時間使う

9時から12時まで50分一コマで3コマ可能

12時から午後1時までお昼ご飯と休憩

1時から4時まで50分一コマで3コマ可能

4時から5時まで1時間休憩

5時から7時まで50分一コマで2コマ可能

7時から12時までは夕食・お風呂その他休憩で

2時間引くから残り3時間、50分一コマで3コマ可能

合計で50分11コマ可能

 

まあこれはあくまでも一日を最大に利用した場合であり、

普通の人はなかなかこれをやることは難しいでしょう。

普通の中学生高校生は遊びの時以外、休日に絶対に

朝7時に起きませんもんね。

 

でも実際に私が学生の頃、ある一流大学に入った友達

から聞いた話では、高3の一年間彼は平日学校のある日に

5~6時間、土日の休日は12時間勉強をやったという話

を聞きましたが、その当時は「嘘だろ? そんなの物理的

に無理だろ!」と思っていましたが、こういうふうに計算

してみるとあながち嘘や無理とは言えないようです。

後はこれを長期間継続出来るその人の「どうしてもここ

まで成績を上げたい」とか、「どうしてもこの学校に

入りたい」というモチベーションつまり「動機づけの強さ」

と「意志力の強さ」にかかっています。

 

もう一度おさらいすると

まず帰宅時間と就寝時間の差から夕食とお風呂と

寝る前の小休憩の合計2時間を引いた時間がお家で

できる勉強時間です。

プラス

外出時に確保した守りの勉強(暗記)の時間の合計

がその日の勉強時間となります。

当然個人によってそこからゲームとかスマホとか

テレビとかの自分の遊びの時間を優先した場合、勉強

時間から差し引かれますが「それが多ければ多いほど自分

の目標から遠ざかる事をしている」ということを決して

忘れないことです。

 

更に1週間とか1か月のロングスケジュールを綿密に

作る人がいますが、それを守った人(守れた?)を今まで

一度も見たことがありません。

次の日にやることは前の晩に決めて、やる優先順位を付けて

おくだけで充分です。

例えば

1番 数学のプリントの宿題3枚(明後日提出期限)

2番 英語の小テストの勉強(明後日3限試験)

3番 塾の数学の予習(数学ひとつひとつの比例の所)

的な感じです。

一番重要なのはその日の時間管理だけです。

 

受験性や今成績を上げたいという強い目標を持って

いる方はこのようにしてもう一度自分の一日を見直し、

自分なりの計画を立ててみて下さい。

以上